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斬新で鮮やかな地球カラーをまとったホンダのマシンが、コース上では無惨な結果しか出せない。昨シーズン待望の勝利を挙げ、上昇傾向にあったはずのホンダの速さは、なぜ再び地に堕ちてしまったのか。そこには、生半可な賞賛などではなく絶対的な勝利を求めたがゆえの苦しみと希望がある。
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モナコGP、シーズン5戦目にしてようやく予選でトップ10に入れた。しかしそれも上位の自滅によるもので、決勝では2台ともに無得点に終わる。
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 どうして今年のホンダは下位に低迷しているのか。F1のあれやこれやを書く仕事をしていると、人からそう尋ねられることが少なくない。どう答えていいものか返答に困るが、一言で言ってしまえば「今のマシンが失敗作だから」。もちろん、技術的な理由――ブレーキを踏んだときにマシンが不安定になるとか、グリップがないとか――を挙げればキリはないし、朝までかかっても実際のところは分からないだろう。分かっていれば、チームのエンジニアたちはとっくに問題を解決して勝利の美酒に酔っているはずだ。だが「失敗作」という言葉の意味を誤解しないでほしい。そこにはホンダなりの意図があり、彼らは失敗作から成功を導き出そうとしている。我々にできるのは技術談議に花を咲かせることではなく、今シーズンの失敗の理由とホンダの真意を理解することだ。
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