3月13日(木曜日)
●いよいよシーズンが開幕する。午後の出発なので、余裕で原稿を書いてから、と思ったが、準備におわれて結局書けないまま。飛行機の中でやればいいか、と思ったが、開幕戦のオーストラリアはちとマズイ事情がある。日本との時差が僅か2時間。夜のフライトは朝に到着する。効率がいいと思いきや、実は難儀なことを知ったのは10年ほど前だった。ヨーロッパなら、たいていは昼に飛んで夜に着き、ホテルのベッド一晩寝てから仕事にかかれる。しかし、オーストラリアは、着いたその瞬間から仕事モード。老体には辛いのね。時差がない時差ぼけの初日。
●成田からシドニー経由でメルボルンに到着。暑い。聞けば気温は36度だと。ホンダの中本さんによると、「これまでのメルボルンで一番暑かったのは33度」。波乱の予感がする。
●しかし、実は冷や汗をかいていた。シドニーまでをJALのマイレッジでもらって、シドニー-メルボルンを購入した。要するに通し券ではないのに、間隔が1時間半しかない。オーストラリアは、食物の持ち込みが厳しく、税関検査で時間がかかると気が気ではなかった。が、結果的には全然オッケー。F1取材は今年もタイトロープで始まった。
●もうひとつ、飛行機の中で思わず"いけね!"。去年のうちに他のグランプリとともにホテル予約を済ませてあった。その結果、回路から"ホテル"すっかり欠落していた。予約確認書をプレントアウトして、机の前に貼りっ放した。メルボルンのホテル、名前なんだっけ? 慌てて家に電話して女房に確認してもらう。クワバラ。
●プレスルームで新年のあいさつ。これからまた新しいワールドツアーが始まる。みなさん、今年も、よろしくお願いします。m(__)m。
●山本左近も中嶋一貴も明るい表情だった。琢磨は気丈な表情だった。しかし、テストがままならず、数日前に正式に参戦発表をしたチーム。準備万端とは行かない様子だ。琢磨は、レース中に飲むドリンクのボトルが装着されていないことを発見して、怒っていいやら呆れていいやら。亜久里代表が、「電動でなくても着いた方がいいよな」というと、「なけりゃ死んじゃいます」と琢磨。高い技術レベルのマシンの準備はもちろん、こんなところまでF1は大変だ。





